SpecialContents vol.38 ユーティリティスペースがあれば、家事動線が楽になる♪

洗濯やアイロンといった家事全般を行う多目的室を「ユーティリティ(ルーム)」と呼びます。
居住スペースの広い海外の家ではよく見かけますが、
日本の住宅事情ではなかなか専用の部屋を用意するのは難しいところ。
そこで、その家庭ならではの家事動線をスムーズにするために、
キッチンやリビングなどの一角に「ユーティリティスペース」を作ってみませんか?

ユーティリティは、
家事作業を効率的に行う場所

「今の住空間に満足している」と感じている人も、「ユーティリティスペース」があればさらに便利に暮らせます。

「ユーティリティスペース」でできること

写真「ユーティリティスペースでできること イメージ」

「ユーティリティスペース」で行う作業を整理すると、家計簿付けや書類の管理、パソコン作業といった「情報管理(事務)的作業」と、洗濯・住まいのメンテナンス・食品保存といった「衣食住に関わる実作業」に分けることができます。

作る際に特に重要なことは、「そこにユーティリティスペースがあると、暮らしやすく・便利になる」ということ。すべての部屋に作るのではなく、必要な場所に作ることが重要なのです。

日本の住空間に合った「ユーティリティスペース」とは?

イラスト「ユーティリティスペース」

海外では、洗濯をはじめ、アイロンやミシンがけ、家計簿付けから住まいの補修にかかわる作業まで、多目的に使える家事室として設けられることが多い「ユーティリティルーム」。しかし日本の住宅事情では、専用の部屋を用意するよりそれぞれの機能を住まいの各スペースに組み込むほうが現実的です。
部屋の一角に「ユーティリティスペース」を用意することで、家事の効率をアップさせたり移動の労力を省いたりする効果を狙いましょう。

「ユーティリティスペース」は
どこに作るのが便利?

「ユーティリティスペース」を作る際、まずはその家ならではの家事の習慣をよく見極めることが大切です。

我が家の家事の習慣を見直そう

写真「家事 イメージ」

家事動線からそれている場所に「ユーティリティスペース」を設けてしまうと、逆に家事の進行を妨げてしまうことも。
そこでまずは、家事の習慣を見直すことからスタート! いつもの家事の流れを思い出し、特に“同時進行することが多い作業”を書き出してみましょう。

同時進行することが多い作業を効率化する

同時進行している作業の現場は近いほうが便利なので、「ユーティリティスペース」はそれらの作業現場の中間で、なおかつ“より目が離せない作業をする現場”の近くに設置するのが最適です。

写真「料理と洗濯 イメージ」

例1
台所仕事と洗濯を同時進行
していることが多い。

こんな「ユーティリティスペース」を作ると便利!

キッチンと洗濯機の間(特にキッチン側)に、アイロンがけや家計簿をつけられるスペースを作る。間に位置することで、双方の作業を見守りつつ、合い間の時間を利用してほかの作業(アイロンがけ、家計簿つけなど)をこなせるようになる。

写真「間にスペースを作る イメージ」

負担の大きい家事を省力化したい

家事の中で、身体的な負担が最も大きくなりやすいのが、洗濯にかかわる一連の動きです。特に、洗濯する場所と物干し場が遠い場合、「ユーティリティスペース」をどこに設置すれば良いかは悩みどころ。

そんな時は、洗濯機の置き場は排水口の関係などがあり移動できないことも多いため、洗濯機の近くに物干し場を作るか、洗濯物を取り込んでからクローゼットに移動するまでの労力を最小限にするのがオススメです。

写真「洗濯 イメージ」

例2
脱衣所とランドリースペースは近いものの、
洗濯物を干す場所が離れている。

こんな「ユーティリティスペース」を作ると便利!

写真「アイロンかけ イメージ」

① 洗濯機の上や隣に物干し場を用意し、アイロン台やミシンがけ台を兼ねた棚や机とイスなどを置く。物干し場を室内に作ることで選択肢が広がり、また天気が悪くなったらすぐに洗濯物を移動できるというメリットも。

写真「アイロンかけスペース イメージ」

② 物干し場に面した室内を洋服の収納にし、間にアイロンやミシンがけできる場所を用意する。これにより、干す→たたむ→しまう、という一連の動線がスムーズに。

「ユーティリティスペース」で
便利に使えるアイテム

今暮らしている住空間に「ユーティリティスペース」としての機能をもたせるために、取り入れやすいアイテムをご紹介!

折り畳みできる家具

写真「折り畳み式の家具」

折り畳み式のテーブル&イスなどを活用すれば、普段はソファの陰や棚と壁の隙間などにしまっておけるので、最も省スペースで「ユーティリティスペース」を作ることができます。

移動式カウンター

写真「移動できるカウンター」

移動式カウンターは、その名の通り移動することができるのが最大のメリット。
普段は廊下の片隅などに置いておき、季節ごとにデコレーションを楽しめる飾り台として使っても。
カウンター1台を丸ごとユーティリティ専用にしなくても、引き出しの一部にアイロンがけや裁縫に使うアイテム、また家計簿と筆記具などをしまっておけば、必要な時に空いているスペースに移動させて作業を済ませることができます。

部屋干し用のグッズ

写真「部屋干しグッズ」

最近では、部屋干しに活用できる便利なグッズが多数販売されています。ライフスタイルに合った動線を作るためにぜひ活用してみて。
折り畳み式の物干しや、窓枠の内側の天地に突っ張って竿受けを作れるグッズなどはマンション世帯の強い味方。

多目的に使える突っ張り棒も、部屋干しに活躍する便利なアイテム。なるべく部屋の高い位置に設置し、部屋のコンセプトに合わせてデコレーションしたりしておけば、洗濯物を干していない時も悪目立ちしません。

※突っ張り棒を設置する場合は、二重天井など設置できない場所がありますので事前にご確認ください。

目隠し&間仕切りになるファブリック

部屋の一角を「ユーティリティスペース」にすると、便利になる反面、アイロンやミシンといった家電や小物などが目についてゴチャついた印象に……。そんな時は、部屋のコンセプトに合ったデザインのファブリックで目隠しを。市販のカーテンが使えるのはもちろん、手芸用品店などで売られている量り売りのをカーテンクリップで挟み、突っ張り棒に通して吊るすのも手軽でオススメです。

写真「目隠し」
写真「間仕切り」

またファブリックを間仕切りにすれば、「ユーティリティスペース」を使う時だけ個室のように使用できて便利です。

多機能に使える!カラーボックス

写真「カラーボックスと天板を使ったテーブル」

カラーボックスは、軽い素材で作られているので移動がしやすく、リーズナブルなので失敗を恐れずにDIYしやすいのが魅力。
2つの同じ大きさのカラーボックスを並べた上に天板をのせるだけで、簡易なテーブルとして使えます。「ユーティリティスペース」として使わない時は天板を外しておくこともできるので、折りたたみテーブルのように省スペースに使えるのがうれしいところ。
天板は丈夫なものを選び、カラーボックスの上で作業する際は天板がズレて落下しないよう、大きなクリップで固定するなど十分に注意してください。

写真「カラーボックス使用例 イメージ」

複数のカラーボックスを組み合わせて壁面収納を作り、その一部に「ユーティリティスペース」を組み込めば、部屋のデザインコンセプトを崩すことなくオシャレな空間に! 使い方は工夫次第です。

ライフスタイルに合った「ユーティリティスペース」を活用すれば、いつもの暮らしに余裕ができます。節約した時間で家族とおでかけしたり、趣味に没頭する時間に使ったり楽しみが増えますね。

このページの先頭へ戻る