SpecialContents vol.34 愛するペットと♪もっと快適に暮らしたい!

大切なペットと快適に暮らしていくには、まず、飼い主である私たちがその特性や
行動パターンを理解してあげることが重要です。
そこで今回は、ペットともっと快適に暮らすための注意点や、夏場の正しい熱中症対策、
上手にお留守番してもらうためのテクニックなどをご紹介します!

※記事内の「ペット」は、主に犬と猫を対象にしています。
※ペットと暮らす際のマナーや注意点については、vol.15「家族の一員、ペットと楽しく・快適に暮らす」をぜひご一読ください。

ペットとの“共生”を意識しよう

写真「犬・猫 イメージ」
ペットと私たちは別の種族の生き物同士。まずは家族の一員であるペットたちが、どんな気持ちで私たちと暮らしているか考えてみましょう。

犬は家族を「群れの仲間」だと思っている

写真「犬と家族 イメージ」

群れをつくって暮らすオオカミを祖先に持つ犬にとっては、一緒に暮らす飼い主ファミリーが群れの仲間。群れの中で自分を含めた全員に順位を付け、ボスと認めた人と一緒に過ごしたり、命令に従ったりすることで精神的に安定します。
そこで、家の中でも人間が長居する場所には、ペットが「自分も家族の一員なんだ」と感じられる場所を作ってあげましょう。

また犬は、成犬になっても2kgを下回ることすらあるチワワから、成犬になると体重80kg以上(2本足で立った際の身長は2m以上)にも及ぶアイリッシュ・ウルフハウンドまで、犬種によって体格にかなりの差があります。家族の一員に迎える際には必ず適正な運動量を調べ、健康維持のために毎日の運動を欠かさないようにしてあげましょう。

写真「犬の大きさの違い イメージ」
写真「スキンシップ イメージ」

日々の散歩やスキンシップを繰り返す中で、飼い主ファミリーとのきずなが深まり、しつけもしやすくなります。

猫は自分のテリトリーを大事にしている

写真「猫の集会 イメージ」

家猫は、本来なら群れて暮らす動物ではないものの、放し飼いにすると公園などで“夜の集会”をしたり、毎日決まった時間に自分のテリトリー内の見回りをしたり、近所に住む猫に挨拶をしに行くなど、なんとな~く他の猫とのつながりを持ちたがります。

写真「キャットタワー イメージ」

とは言え、室内外をいつでも自由に行き来できるようにしてしまうと、外出先で交通事故に遭ったり、伝染病に感染したり、誤って中毒を起こす物を食べてしまったりと危険がいっぱい。可能な限り室内飼いをして、安全を確保してあげましょう。
また、猫を室内飼いする際には、運動不足やカロリーオーバーで肥満にならないよう、なるべく上下運動ができる環境を作ってあげることが大切です。登れる棚を設置したり、「キャットタワー」を用意してあげたりすると喜びます。

ペットの目線で住環境を見直そう

写真「ペットの目線 イメージ」

ペットたちが暮らす環境は、人間のヒザより下(床上50cmくらい)がメインです。床に近くなるほどアレルギーの原因となるハウスダストホコリがたまりやすいので、空気環境には充分に配慮してあげましょう。
家具を選ぶ際はなるべく脚付きを避け、部屋全体の通気が良くなるようなレイアウトを心がけると良いでしょう。

一緒に暮らす上での注意点

近年、SNSやニュースなどでペットと暮らす人のマナーが話題になるケースが増えています。また、室内飼いならではの事故も多発しています。こうした状況を踏まえて、ペットと暮らす上で特に注意したいことを2つご紹介しましょう。

<その1> 周囲の人へのマナーを意識して

写真「リード イメージ」

マンション住まいの場合、エレベーターの中や廊下、エントランスといった共有スペースは、ペットが見知っている人以外にもたくさんの人が利用します。中には、ペットが苦手な人も……。いつも温和なペットでも、知らない人と出合うと緊張してしまうもの。不安を感じて突然吠えてしまったり、時にはひっかいたり咬みついてしまったりすることがあります。
そうしたトラブルを未然に防ぐため、敷地内では必ずリードを着けて短く持ち、建物内では抱きかかえましょう。

写真「御近所トラブル イメージ」

戸建ての場合は、住人同士の関係を円滑にしてくれる管理組合があるマンションと違い、ペットが原因で御近所トラブルなどが発生してしまった際に当事者同士の言い争いに発展しやすいと言われています。
また、ペットを飼っている人が多い地域では、その地域独自のペットの飼育ルールがある場合もあるのでご注意を。

<その2> 落下事故には、くれぐれも気を付けて!

写真「窓には鍵をかける イメージ」

また例年、窓やベランダからペットが誤って落下する事故が後を絶ちません。猫は手先が器用なため引き戸を開けるのが得意なので、窓には必ずをかけて。また、窓の近くに棚やイスなどを置かないほうが無難です。
特にマンションの高層階から落ちてしまうと、犬はもちろん、身軽な猫であってもケガだけでなくにかかわります。換気をしたりベランダで遊ばせたりする際には、絶対に目を離さないようにしてください。

ペットに快適に
お留守番してもらうには?

ペットだけでのお留守番には、実は危険がいっぱい! 気を付けたいことを再確認した上で、飼い主ファミリーが戻るまでの時間を快適に過ごしもらうためのアイデアを紹介します。

ペットに「見せない」・「触らせない」が鉄則!

写真「ペットのいたずら イメージ」

ペットたちにとって、触れるものはすべてが好奇心をくすぐる対象です。ペットだけでお留守番をしている間は、まさにやりたい放題。飼い主ファミリーが一緒にいる時にいたずらをしないからと言って、油断は禁物です。

写真「タバコとアクセサリー イメージ」

薬やタバコの誤飲は命に直結する事故につながりますし、イヤリングやピアス、ネックレスといった小さなアクセサリーも、誤飲すると口の中を傷つけたり胃腸内を荒らして重篤な症状を引き起こしたりするので要注意!家族が近くにいないお留守番中は特に、収納の中にしまうなど簡単に触れられないような環境づくりを。

また、ペットのほとんどは、大好きなエサやおやつがいつも保管されている場所を知っています。収納場所の扉を開けにくくする、絶対に手(足)が届かない高さに置く、といった工夫をしておくとお留守番中も安心です。

夏場のお留守番は、熱中症に要注意!

夏場にペットを室内でお留守番させる際には、熱中症に気を付けましょう。

●室内でお留守番させる際に気をつけたいこと

1.室温の変化を穏やかにするため、カーテンを閉める

写真「カーテンを閉める イメージ」

真冬以外は、直射日光が入らないようカーテンを閉めると室内の温度を一定に保ちやすくなります。また、ペットケージをなるべく窓から遠い場所に移動しておきます。特に真夏はご注意を!

2.エアコンで快適な温度・湿度を保つ

写真「ペットの熱中症 イメージ」

近年、真夏になると日本各地で猛暑日が頻発しており、熱中症にかかるペットも増えています。
一般的に「犬は暑さに弱く、猫は暑さに強い」とされ、熱中症に注意したい温度は犬が25度以上・猫が28度以上とも言われます。しかし犬・猫ともに原産地や種類、年齢、個体差などによって快適な温度が違うので、日頃からよく観察しておくことが大切です。

写真「エアコンをつける イメージ」

また、犬・猫は体表面に汗腺がなく、汗の蒸発による放熱ができません。そのため扇風機では体温を下げることができないので、ペットだけでお留守番をさせる日にはエアコンをつけて出掛けるのがベターでしょう。部屋の湿度60%以下が快適です。老犬や病気のペットがいる場合は、室温23~25度・湿度50%に近づけると体への負担が軽くなります(湿度が高い日はドライ機能を使うほうが効果があります)。

ペット用の冷却マットを使用するのも効果的ですが、保冷剤が入っているタイプは噛み癖があるペットが使用すると内容物を誤食することがあるのでご注意を。

3.衛生的に過ごせるよう、トイレと飲み水をいくつか用意する

写真「トイレと飲み水 イメージ」

トイレが汚れてしまうと、ペットは用を足したがらず、床など別の場所でそそうする原因に……。そこで特に長時間お留守番をさせる際には、トイレは数カ所に用意しておきましょう。
また、水分不足は熱中症を引き起こす原因のひとつ。誤って水を入れた器をひっくり返してしまったり、水の量が足りなくなったりするのを防ぐため、飲み水は数カ所に設置してあげましょう。

お留守番を快適に過ごすグッズを手作り!

いつも一緒にいたいけれど、仕事や用事でペットとお出掛けできないことも……。そんな時は、愛情いっぱいの手作りグッズで快適に過ごしてもらいましょう。

●犬用
お出かけする際の“バイバイ”から気をそらす!「おやつボール」

写真「おやつボール」

犬は、飼い主ファミリーと離れて一人ぼっちになる瞬間が一番ツライもの。そこで、少量のおやつを「おやつボール」の中に入れて与え、おやつを取ろうと犬が夢中になっている間にそっと出かけましょう!

写真「おやつボール 材料」

《材料》
柔軟性があり、中が空洞のボール……1個(ゴム製のボール、軟式テニスボールなど)
ハサミ(またはカッター)

写真「おやつボール 作り方」

《作り方》
誤飲を防ぐため空気入れの部分を取り除いてから、おやつがギリギリ入るくらいの切り込み(直線または十字)を入れる。

point

●猫用
100均クッションで!「フワフワお昼寝ベッド」

写真「フワフワお昼寝ベッド」

猫は、飼い主ファミリーのいない間、基本的にお昼寝をして過ごしています。そこでケージの隣やリビングの片隅など数カ所に、手作りのお昼寝ベッドを置いてみましょう。

写真「フワフワお昼寝ベッド 素材」

《材料》
正方形のクッション……5枚(イスに結び付けるヒモがあるもの)
針と糸

写真「フワフワお昼寝ベッド 作り方1」

《作り方》
①1枚の座布団は、底面用に取っておく。壁用の4枚の座布団のうち、3枚を半分に折り、折り目以外の3辺を縫って閉じる(このとき、イスに結び付けるヒモは内側に綴じ込むかハサミで切る)。

写真「フワフワお昼寝ベッド 作り方2」

②縫わずに取っておいた壁用の座布団は、ヒモが付いているのと反対側の辺(A)を底面用の座布団のヒモが付いている辺に縫い付ける(底面用の座布団のヒモは外側に出す)。①で縫った壁用の座布団3枚は、縫い閉じた方の長辺を底面用の座布団の残る3辺(B)に縫い付ける。

写真「フワフワお昼寝ベッド 作り方3」

③半分に折って縫い付けた壁用の座布団3枚は、隣り合う短辺同士をそれぞれ縫い付ける。折らずに縫い付けた壁用の座布団1枚は、猫の大きさや好みに合わせてそのまま使うか、底面とヒモで結んで壁にする。

point

ペットにとっては、飼い主である私たちだけが頼れる家族です。きちんと特徴や行動を理解して、できるだけ長く一緒に、快適に暮らしていきたいですね。

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