SpecialContents vol.33 暮らしに「緑」を生かすアイデア

新緑がまぶしい季節、インテリアに植物を取り入れてみませんか?
今回は、暮らしの中に植物を置くことで得られるメリットとともに、部屋別にオススメしたい観葉植物と
その飾り方、人気が高まっている「テラリウム」の作り方などをご紹介します。

観葉植物には、たくさんのメリットが♪

植物と暮らすと、その見た目に癒されるだけでなく、他にもたくさん良いことがあります。
あなたのライフスタイルに合った植物を探してみてください。

インテリアがセンスアップ!

室内に植物を置くことで、インテリアに変化をつけることができます。それぞれの植物には生育に適した環境があるため、レイアウトする際は部屋のテーマにマッチするものを選ぶだけでなく、環境に合った種類を選びましょう。
特に気を付けたいのは、部屋の明るさと温度。また、観葉植物には大きく分けて「日光を好むもの」と「日陰を好むもの」があります。長く楽しむためにも、初めて購入する際は売り場の担当スタッフなどに相談してみると良いでしょう。
室内で観葉植物をレイアウトするコツは、家具と同じように大きさに考慮しながらも、アート作品を飾るように「よく見えるところに置く」こと。
vol.9「快適&お得に、春の模様替え!」vol.30「暮らしにアートを取り入れよう!」もぜひ、参考にお読みください。

リラックス効果が得られる

写真「リラックス イメージ」

植物が放出している成分のひとつ「フィトンチッド」には、防虫効果や殺菌作用があるほか、自律神経を整えて脳内のα波を増大させ、精神をリラックスさせる効果があります。ちなみに緑色は、「人間の目に一番負担をかけない色」として知られています。
植物には、根から水を吸って葉から蒸発させる「蒸散作用」により、室内の湿度を上げてくれる効果もあります。そして何より、私たちは植物が近くにあるだけで心が安らぎます。

空気の清浄化が期待できる

写真「宇宙 イメージ」

NASA(アメリカ航空宇宙局)では、宇宙船や宇宙ステーションといった密閉された空間の空気を浄化するため、長年にわたって「空気をきれいにする植物」について研究を重ねており、これを「エコ・プラント」と呼んでいます。

1989年にNASAが発表した50種の「エコ・プラント」の中でも、「毒性がなく、もし子どもやペットが触ったり食べたりしても安心」として紹介されている5種はコチラ。いずれも、ホルムアルデヒドの除去などの空気清浄機能にとても優れています。

写真「オリヅルラン」

オリヅルラン

ランナーと呼ばれる細長い茎を伸ばし、その先に花を咲かせるので、窓辺や家具の縁に沿わせたり、吊り下げて飾るのがおすすめ。

写真「サンセベリア」

サンセベリア

ほとんどの植物は昼間に酸素を放出するが、サンセベリアは夜間に酸素を放出するという特徴があるため、寝室に置く人も多い。

写真「ドラセナ・フラグランス(別名:幸福の木)」

ドラセナ・フラグランス(別名:幸福の木)

5年に1度程度咲く花は、その名の通り豊かな芳香が特徴。ハワイでは幸運を連れてくる木と言われている。

写真「ポトス」

ポトス

つる性で葉の寿命が長く、葉の色は明るい場所で育てればライム色に、暗い場所で育てると徐々に緑一色に変化する。丈夫で初心者向け。

写真「アグラオネマ・モデスタム」

アグラオネマ・モデスタム

原種でも50種以上あると言われるアグラオネマの代表的な品種。耐陰性が強く水も好きなので、水槽でも育てられる。

このほか、ネフロレピス(別名:セイヨウタマシダ、ボストンタマシダ)、ヘデラ(別名:アイビー)、ベンジャミン、スパティフィラム、アンスリウムなども、高い空気清浄作用が期待できます。
いずれもホームセンターなどで手に入る身近な観葉植物なので、何にしようか迷ったらこれらの中から選んでみては?

部屋別、オススメの観葉植物

せっかく好みの植物を手に入れても、その植物に合った環境で育てないと長く楽しむことができません。そこで数ある観葉植物の中から、部屋別におススメのものをピックアップしてみました。

家族が集う、リビング

写真「オーガスタ」

ある程度のスペースが取れるリビングなら、大き目の観葉植物を置くとゲスト受けも良いでしょう。 バナナの葉っぱのような大きな葉が印象的な「オーガスタ」は、葉の蒸散効果が高いことから“生きた加湿器”と呼ばれています。耐陰性がないので、できるだけ日の当たる窓の近くに置きましょう。横に広がって大きく育つので、スペースの確保が難しい場合は、良く似た姿で小ぶりの「ストレリチア」もオススメ。

写真「スパティフィラム」

普段はレースのカーテンを引いている、という家庭も多いことでしょう。明るい日陰を好む「スパティフィラム」は、光沢のある葉と白い花が特徴で、明るい日陰で育てれば1年中花を咲かせてくれます。ソファの足元やキャビネットの上など、どこに置いても楽しめるでしょう。
日当たりの悪い場所でも育てやすい上、花も楽しめる数少ない観葉植物のひとつなので、ゲストを迎える玄関に飾るのにもぴったりです。

リラックスタイムを過ごしたい、寝室

写真「シュロチク」

スペースに余裕があるなら、ベッドの両サイドに大き目の観葉植物を置いてみては? 竹のような葉と真っ直ぐに伸びた枝が落ち着いた雰囲気を醸し出す「シュロチク」は、耐寒性・耐陰性ともに強く、寝室に置くのにぴったり。
「シュロチク」越しに照明を点ければ、壁や天井に木漏れ日のような影が揺れて、ムードたっぷりの時間を過ごせます。

写真「ゴムの木」

光沢のある厚い葉を持った「ゴムの木」も、耐寒性・耐陰性ともに強く、初心者でも育てやすいのが特徴の観葉植物です。
どんな環境にも適応してくれるので、「昼間でもつい遮光カーテンを開け忘れてしまう……」という人の寝室に置いても、問題なく育ってくれます。

楽しく家事をこなしたい、キッチン

写真「シュガーバイン」

シュガーバイン」は、生育旺盛で育てやすく、「アイビー」や「ポトス」に並ぶ人気のツル性植物。手を広げたような5枚の葉が可愛らしく、楽しく料理をしたいキッチンにぴったり。寒さにも強く、明るい日陰や室内でも育てることができます。

写真「テーブルヤシ」

窓がないキッチンなら、「テーブルヤシ」がオススメです。明るい場所を好みますが、暗い室内でもスクスクと育ちます。
その名の通り卓上サイズで、狭いスペースに飾れる上、湿気を好んで寒さにも耐えますから、暗くなりがちなトイレに置けば視覚的に衛生面をアピールするのにも一役買うでしょう。

湿気がちな、浴室&洗面室

写真「アグラオネマ」

浴室や洗面室には、日陰でもスクスク育ち、空気を清浄化してくれる「エコ・プラント」のひとつでもある「アグラオネマ」がオススメです。銀青色の斑模様が人気の「シルバーキング」、迷彩模様の「ピクタム」、赤い斑入りの「アンヤマニー」など品種によって葉の雰囲気が異なるので、好みのものを。

写真「アジアンタム」

また、「アジアンタム」は、繊細な葉が揺れる姿が可愛い観葉植物で、多湿を好むため浴室や洗面室のインテリアとして最適です。
もしも葉がチリチリになったら、乾燥してしまった合図。そうなる前に、毎日水を与えましょう。土が乾かないように維持するのが目安です。

写真「シンゴニウム」

シンゴニウム」も、日の当たらない室内でしっかり育つ、数少ない観葉植物のひとつ。葉の模様がバリエーションに富んでいるので、インテリアに合わせて好みのものを選んで。水が切れると葉が縮んでしまうので注意が必要です。
卓上サイズから大鉢まで、またハイドロカルチャーから吊り鉢までさまざまなスタイルで楽しめるので、窓のない玄関やトイレに飾るのもオススメ。

“和”の雰囲気を大切にしたい、和室

写真「苔玉」

苔玉」は、その名の通り木の根本を苔でボール状に覆った園芸作品です。その姿はやはり、和室に置いてこそしっくりくるもの。

写真「盆栽」

今や世界中で愛されている「盆栽」も、和室にぜひ飾りたいところ。樹形を愛でるだけでなく、花を楽しんだり、紅葉や収穫を楽しんだりできるものもあります。

子どもやペットがいる家庭なら……

写真「子ども イメージ」

まだ小さい子どもや、室内で気ままに過ごすペットがいる家庭では、植木鉢を倒されてしまったり植物を誤って食べてしまったりすることがあるため、観葉植物を置くのを諦めてしまうケースも多いはず。

写真「飾り棚 イメージ」

そんな時は、壁面用の飾り棚や高さのある家具の上などに、ミニサイズの鉢植えを飾ってみては? 多肉植物かエアプランツなら手入れがほとんどいらないので、アート作品を飾る感覚で緑のある生活を楽しむことができます。

人気の「テラリウム」を作ってみよう!

写真「テラリウム完成写真」
水槽やガラスボトルなどの中で植物を育てて楽しむ「テラリウム」は、自分だけの世界を手軽に表現できる園芸手法として人気が高まっています。今回は、100円ショップで手に入るエアプランツや多肉植物で作る、簡易な「テラリウム」を紹介します。

■材料 ※1ℓくらいのサイズの容器1つ分

写真「材料」
  • ○ガラス容器
    (口の広いガラス瓶など)……1ℓくらいのサイズのもの1つ
  • ○園芸用ゼオライト……適量(ひとつかみ程度)
  • ○小石……適量(1~2つかみ程度)
  • ○園芸用土……適量(500g程度)
  • ○多肉植物……2つ(好みのもの)
  • ○ビーチサンド…………適量(100m㎖程度)
  • ○エアプランツ……1つか2つ(好みのもの)
  • ○装飾用……小石、乾燥モス(またはフェイクモス)、
    松ぼっくり、小枝など

■作り方

<ステップ1>

写真「園芸用土をビニール袋に入れ、根から土を取り除く」

園芸用土は使う分だけビニール袋に入れ、湿る程度の水を加えて手でもみこむ。多肉植物の根から土を取り除く。

<ステップ2>

写真「ガラス容器にゼオライトを入れる」

ガラス容器の底に根腐れ防止の園芸用ゼオライトをパラパラと敷く。底はすべて隠れなくてOK。

<ステップ3>

写真「小石を敷く」

水はけがよくなるよう小石を1cmくらいの厚さに敷いたら、園芸用土をガラス容器の深さの1/3くらい入れ、手で押して表面を平らにする。

<ステップ4>

写真「多肉植物を植える」

多肉植物を好きな位置に植え、土の表面をビーチサンドで覆う。

<ステップ5>

写真「エアプランツを配置する」

エアプランツを配置する。

<ステップ6>

写真「装飾」

装飾して完成。

point

植物は、きちんとお手入れすれば長く楽しめて、愛着もわきます。種類によってはほとんど手入れのいらないものもありますので、この機会にぜひ、緑のある癒しのひとときを手に入れてください。

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