SpecialContents vol.27 簡単・素早くできる!「衣替え」の収納術

季節の変わり目には“衣替え”がつきものですが、着たい服が見つからなかったり、シーズンオフの服を収納するスペースがなくなってしまうなど、手間や時間がかかるものです。そんな時、あらかじめ次の衣替えに備えた収納をしておけば、簡単・素早く衣替えが完了します。

まずは「衣替え」の準備をしよう

普段着なら、外気温が20度から22度位になった頃が春の「衣替え」のタイミング。「最近、暖かくなってきたな」と感じたら、下準備を始めましょう。

不用な服は思い切って処分!

片づける服の絶対量を減らしておくと作業量が減り、「衣替え」をスムーズに進めることができます。「衣替え」は、不用な服を処分する絶好のチャンスでもあるのです。
「捨てるのはもったいない」と感じるような良好な状態なら、知人にあげたり、リサイクルショップなどに売ると良いでしょう。

写真「服の選別 イメージ」
不要な服を見分ける基準

収納する前に汚れを取っておこう

写真「汚れを取る イメージ」

汚れたままの服を「衣替え」のために長期間収納してしまうと、次のシーズンで着る際、全体が黄ばんでいたり大きなシミができていたりして、ショックを受けることに……。そうしたトラブルを予防するには、何度も着た服はもちろん、1度しか着ていない服でも、収納する前に必ず洗濯するかクリーニングに出しましょう。
「衣替え」の前の洗濯は、お風呂の残り湯の使用は厳禁です。また、いつもより1回多くすすぐのがオススメ。

衣類の「虫食い」を防ぐには?

ウールシルクなどの衣類は、動物繊維に含まれるたんぱく質が害虫の栄養源になるため、「虫食い」によって穴が開いてしまうことがあります。

写真「立てて収納 イメージ」

化繊でも、食べこぼし皮脂などの汚れがついたまま収納すると、虫食いによって大きな穴が開いてしまう可能性があるので要注意。
害虫は湿気を好むので、今シーズンには着てない場合でもそのまましまうのではなく、湿度の低い晴れた日にしっかりと乾かしてから収納しましょう。

衣類を積み重ねて収納すると、上に置いた衣類に付着した害虫が光を避けて下の衣類に移動し、下の衣類にも穴が開いてしまう可能性が高くなります。そうした被害を最小限に抑えるためには、衣類は積み重ねずに「立てて収納」するのがオススメ。
絶対に虫食いさせたくないなら、衣類用防虫剤とともに1着ずつチャック付きのビニール袋などに入れ、密封して収納するのが確実です。

衣類のまとめ方・収納方法を工夫して、作業効率UP!

ポイントは、衣類を季節ごとに分類しておくことと、アイテムごとに適したたたみ方です。

分類してあれば、衣替えも手間いらず

衣類は着用する季節ごとにひとまとめにして、引き出しや収納ケースに入れるか、ハンガーで吊り下げます。ただし、秋と冬・春と夏は、通して着る服も多いので無理に分けなくても大丈夫。

分類したアイテムは、引き出しやケース内で別の分類のものと混在させず、必ず別々にしておきましょう。
また、オフシーズンの引き出しやケースには、衣類の上に防虫剤を置いておきます。

写真「収納・ハンガー イメージ」
衣類の分類の目安

「吊るす収納」と「たたむ収納」を使い分けて

衣類収納の基本は、「吊るす収納」と「たたむ収納」の2種類です。大きな収納スペースがあれば吊るしておくと選びやすく、また衣替えの際に取り出しやすい場所にハンガーを移動させるだけで済みます。

スペースに余裕がなかったりコンパクトにまとめたい場合は、たたんで衣装ケースや引き出しなどに収納します。こちらも、季節ごとに衣類を整理しておけば引き出しやケースを入れ替えるだけで衣替えが完了します。

写真「吊るす収納・たたむ収納 イメージ」

収納はコンパクトさと取り出しやすさを考慮して

衣類をすっきり収納するためには、普段からの収納方法が重要。アイテムごとに適した方法を見極めてしまっておきましょう。

●インナー、シャツ、ボトムス

小さめにたたんでもシワになりにくい(またはシワが気にならない)アイテムは、たたんで立てる収納がオススメ。
インナーやシャツ類は袖を内側に折り込んで、ジーンズやスカートも仕上がりが四角い形になるようにたたみましょう。

例)インナーのたたみ方

写真「インナーのたたみ方」
  • 1. 服を広げて置く

  • 2. 袖を内側に折り込む

  • 3. 身頃を引き出しの深さになるように縦半分(または1/3)に折る

  • 4. 幅を半分(または1/3)に折る

●セーターやフリース

写真「立てて収納 イメージ」

厚みがあってシワになりにくい服は、筒状に巻いて立てて収納すると、かさばらずに取り出しやすくなります。
特にセーターは、ハンガーに吊るすと肩が落ちて型崩れしやすいので、たたんで収納すると良いでしょう。

●シワになりやすいもの

シワになりやすい素材のものや自宅ではアイロンがけができないものも、折り目にタオル食品用ラップの芯などを挟んでたたむことで、2~3枚程度なら次のシーズンまで積み重ねて収納しておくことができます。
着る際にシワが気になる場合は、バスタブにお湯を張った状態のお風呂場でハンガーに吊るして数時間干したり、スチームアイロンで蒸気を当てるとシワが目立たなくなります。

例)上着のたたみ方

写真「上着のたたみ方」
  • 1. 服を広げて置く

  • 2. 袖を内側に折り込む

  • 3. 収納スペースに合わせて、身頃を半分または1/3に折る。その際、折る部分の内側に丸めたタオル(または食品用ラップの芯など)を挟む

  • 4. 収納スペースの一番上に置く

晴れた日に、素早く「衣替え」!

いよいよ「衣替え」決行です。湿気を避けるためにも天気予報を確認し、晴れた日に作業を行いましょう。

衣類に適した収納スペースを用意しよう

あらかじめアイテムが分類してあれば、あとは適切なスペースを見極めて衣類を移動していくだけで「衣替え」は完了です。ここでは主に、クローゼットでの衣替えを想定して作業を説明していきます。

移動場所

1使用する頻度が高いアイテム

ハンガーで吊るした季節ものの服は、一番取り出しやすい場所に掛けます。
引き出し式の衣装ケースにたたんで収納した服は、震災時や衣類を出し入れする際に頭上から落ちてくると危険なので、中ほどか下のほうに配置します。

1使用する頻度が低いアイテム

オフシーズンの服や時々しか使わないアイテムは、普段はあまり使わない頭より上のスペースに配置します。ただし木製やプラスチック製のケースに入れると万が一落ちて来たときに危険なので、紙製や布製などの軽いケースがオススメです。
また、湿気は下のほうに溜まるので、湿気に弱いウールやシルク・革物もなるべく上のほうに置きます。

写真「布の収納ケース イメージ」

1シーズンオフのアイテム

写真「スカーフで包む イメージ」

高さのある深い引き出しや、フタ式の衣装ケースは、オフシーズンのアイテムを収納するのに向いています。どちらも、基本的に次のシーズンまで出番がないので、収納スペースの一番上か一番下に配置しておきます。
また、奥行がある引き出しなら、手前にオンシーズンのアイテムを収納し、奥にオフシーズンのアイテムを風呂敷や使わなくなったスカーフなどで包んで収納しておくこともできます。

今回ご紹介した内容は、押入れやウォークインクローゼットなどの収納にも流用できるものばかりです。次の衣替えに備えた収納で衣替えができるということは、最近の急激な気候の変化でも、またすぐに収納済の服を取り出せるというメリットがあります。日常的に分類・収納を心がけ、どんな時もゆとりを持って過ごしたいですね。

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