SpecialContents vol.25 家電をより長持ち&快適に!"裏ワザ"お手入れ法

テレビ、パソコン、洗濯機、掃除機……etc、いつも使っている身近な家電、どんなお手入れをしていますか? 実は、ちょっと特別なお手入れをするだけで、長持ちしたり、快適に使えるようになります。また、買い替え時の目安などもご紹介します。

家電にやさしいお手入れの基本

家電を快適に使うためには、普段のお手入れが何より大切。まずは必ずしておきたいこと、してはいけないことを再確認してみましょう。※実際のお手入れは、取扱説明書をご確認の上行ってください。

必ず、使っても良い洗剤でお手入れを

家電製品の表面部分は特殊加工が施されていることも多く、見た目ではどんな物質を使用しているか判別がつかない場合が多いものです。必ず最初に取扱説明書を読み、お手入れに使って良い洗剤を確認しておきましょう。

写真「使用する洗剤 イメージ」

特に注意したいのが、「薄めた中性洗剤を含ませてよく絞った軟らかい布で拭いてください」といった文章とともに、「アルコール、灯油、ガソリン、ベンジンは使用しないでください」という注意文が記載されている場合です。また、「アルカリ性洗剤は使用不可」となっている場合、エコ掃除でよく使われる重曹弱アルカリ性のため、使わないようにしましょう。

水や洗剤を直接スプレーするのは厳禁!

写真「掃除用具 イメージ」

故障の原因となる可能性が高いため、「水洗いOK」の場合を除いて、水や洗剤を家電に直接かけたりスプレーするのはやめましょう。また、熱や油で傷んだ塗装面を洗剤でお手入れする際は、目立たない場所シミになったり変色しないことを試してから使います。
もし濡らしてはいけない部分に水をかけてしまった場合は、慌てずによく乾かしてから(2~3日)、電源を入れます。洗剤が製品の中に入ってしまった場合は、メーカーの指定するお客様相談センターなどへ連絡して指示を仰ぎましょう。

ちょっとした"裏ワザ"で、家電を長持ち&快適に!

普段は拭き掃除だけで済ませている家電も、定期的に特別なお手入れをしてあげることで、耐久寿命を延ばしたりさらに快適に使えるようになります。
気になる家電のお手入れ方法をチェック!
▼「デジタル家電」はホコリが大敵! ▼美しく保ちたい「インテリア家電」 ▼「理美容家電」は普段から衛生的に! ▼「キッチン家電」はニオイと雑菌を退治しよう ▼汚れを落とす「家事家電」だからこそ、キレイに!

▼「デジタル家電」はホコリが大敵!

パソコン&キーボード

【お手入れの基本】

パソコンは本体の加熱を防ぐためファンが回っているタイプが多く、その吸気時にホコリを吸い込みやすくなっています。また、キーボードもボタンの下にホコリがたまりやすいもの。
そこで日頃からこまめに、やわらかい布で表面を拭いたり、スプレー式のエアーダスターなどで本体やキーボード内部にたまったホコリを吹き飛ばしておきましょう。

写真「キーボードに付箋を差し込む イメージ」
【裏ワザ】

●必ず電源をオフにした状態で、本体(ハードディスク)・キーボードのすき間に掃除機をかける。
●キーボードは、キーのすき間付箋のノリ部分を差し込んで動かすとホコリを取り除きやすい。

プリンタ

写真「プリンター起動 イメージ」
【お手入れの基本】

他の家電同様、表面はやわらかい布で拭き掃除を。一番普及しているインクジェットタイプは、長期間使用しないとインクを噴射するノズル部にホコリがたまったり、インクが渇いたりして目詰まりしやすくなるため、使用時に印字がかすれたらヘッドクリーニング機能を利用して解消しましょう。

【裏ワザ】

●多くのプリンタは、電源オン(またはオフ)時に自動的に簡易クリーニングしてくれる場合が多いので、使用しない場合でも1週間に1度など定期的に電源のオン・オフを行うと目詰まりしにくくなる。

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▼美しく保ちたい「インテリア家電」

テレビ

写真「テレビ イメージ」
【お手入れの基本】

画面は静電気によってホコリがつきやすく、ホコリがつくと画面の明度が下がって見にくくなるので、毎日1度はやわらかい布で拭き上げましょう。

【裏ワザ】

洗髪用のリンスを数滴たらした水を含ませて硬くしぼったやわらかい布で画面を拭き、乾拭きしておくと、静電気を防いでホコリが再付着しにくくなる。

照明

写真「照明 イメージ」
【お手入れの基本】

照明は、油とは関係のない場所にあっても、明るさに引き寄せられたが油汚れとなって付着したり、タバコのヤニなどで汚れることがあります。汚れたままにしておくと光量が約2割下がると言われているので、少なくとも3カ月に1度は拭き掃除を。最初にホコリを払ってから汚れを拭き取るのが基本です。また、お手入れする際は、やけど感電を予防するため必ず電源を切りましょう。

【裏ワザ】

洗髪用のリンスを数滴たらした水を含ませて硬くしぼったやわらかい布で光源シェードを拭き、乾拭きしておくと、静電気を防いでホコリが再付着しにくくなる。電源を入れるのは、必ず完全に乾いたのを確認してから。

エアコン

写真「フィルター取り外し イメージ」
【お手入れの基本】

お手入れは必ず電源を切ってから行います。本体のフィルターは、外す前に掃除機をかけると取り外す際にホコリが床などに落ちにくくなります。またフィルターは、外側から掃除機をかけないと目詰まりする原因になるので注意を。
吹き出し口・ルーバーは、水で薄めた中性洗剤を染み込ませた布で汚れを拭き取り、最後に水で硬く絞った布で仕上げ拭きを。

内部のファンは専門の機材がないと清掃できないので触れないようにします。お手入れ後は10分ほど送風し、内部からしっかり乾燥させて。室外機は、吸排気口にたまった枯葉やゴミをこまめに取り除きます。

【裏ワザ】

●フィルター掃除の2回に1回は、外側から掃除機をかけた後に取り外して内側からぬるま湯のシャワーを当て、汚れを流すと効果大。水洗い後は、カビを防ぐためにも、やわらかい布でしっかりと水分を拭き取ってから、陰干しするか20~30分ほど送風して内部からしっかり乾燥させる。

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▼「理美容家電」は普段から衛生的に!」

電気シェーバー

写真「電気シェーバー イメージ」
【お手入れの基本】

水洗いだけではこびりついた(ひげ)やクズ皮脂汚れは取れないので、専用のクリーニング液か市販の薬用ハンドソープを使って清掃します。

【裏ワザ】

ぬるま湯(40度前後)で洗うと、除菌・消臭効果が期待できてさらに効果的。
●洗浄後は十分乾燥させ、専用のオイルをつけると錆び付きを抑えることができる。

ドライヤー

写真「ドライヤー イメージ」
【お手入れの基本】

使用時の焦げたような匂いは、ゴミがたまっている合図。吸い込み口から入ったゴミを内部にためたまま放っておくと、モーターが過熱して発火したり感電などの恐れがあるので注意を。また、イオンを放出するタイプは、ゴミがたまっていると充分にイオンを出せなくなってしまいます。

ドライヤーの一般的な寿命は3~4年と言われています。トラブルを防いで長く使用するためには、月に1度はお手入れをするのが理想です。必ず電源を切り、吹き出し口を下にした状態で、歯ブラシなどを使って内部を優しくこすって掃除しましょう。

【裏ワザ】

内部のゴミを取り除いたら、最後に電源を入れて細かいホコリを吹き飛ばしてから使用を。

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▼「キッチン家電」はニオイと雑菌を退治しよう

冷蔵庫

写真「庫内 イメージ」
【お手入れの基本】

雑菌の繁殖を抑えるため、庫内の汚れは冷気で固まる前にさっと拭き取る習慣を。食用油の汚れは、放置するとプラスチックのひび割れを招きます。また、柑橘系の果汁変色を招くので注意を。汚れが落ちにくい場合は、水で薄めた台所用中性洗剤を含ませて絞った布で拭き上げ、水拭きで仕上げましょう。ぬるま湯で水拭きするとさらに効果的です。

年に1度は背部底面など見えない部分のホコリ汚れを取りましょう。ホコリがたまると放熱を妨げ、ムダな電気を消費したり故障の原因になります。コンセントや周囲のすき間にたまったホコリを取り除くのも、トラブル防止と省エネ効率アップに貢献します。

【裏ワザ】

臭いが気になる場合は、コーヒーかすをよく干すかフライパンで乾煎りしたもの・焦げたトーストを庫内に置いたり、トイレットペーパーをそのまま入れておくと消臭効果が期待できる。

電子レンジ

【お手入れの基本】

加熱時に庫内に飛び散ってしまった食品は、使用後すぐにキッチンペーパーや布で拭き取る習慣を。そのままにしておくと、次の使用時に水分が飛んでこびりついたり、焦げて発火することもあるため要注意です。油ものを調理した後は、水で薄めた食器用洗剤を含ませて絞った布などで拭き取ります。

写真「耐熱ボウルに重曹を入れて加熱 イメージ」
【裏ワザ】

●庫内の汚れは、耐熱ボウル(または深めの耐熱食器)に重曹をスプーン1~2杯溶かした水を入れて3~5分加熱し、温め終わったら20分ほどドアを閉めたまま放置して、庫内に付いた汚れを水蒸気でふやかしてからやわらかい布で拭き上げる。汚れが落ちると同時に、消臭効果も期待できる。
※耐熱ボウルを取り出すときは、熱いので注意を。

食洗機

写真「食洗機 イメージ」
【お手入れの基本】

使用後は毎回、食器に付着していたゴミ(残菜)が残菜フィルターにたまるので必ず取り除いて、庫内を乾燥させておきます。使用後にお手入れをきちんと行っていれば、雑菌やカビが繁殖してしまったり、ひどい汚れや匂いが発生することはほとんどありません。普段のお手入れをしていれば、定期的なお手入れは1~3カ月に1回、食洗機専用の洗剤で洗えば十分です。

【裏ワザ】

●食洗機庫内の白い汚れは、水道に含まれる炭酸カルシウムが固まったもの。酸で溶かせば落とせるので、食洗機専用洗剤の代わりにクエン酸を使って空回ししてもたちまちキレイに。

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▼汚れを落とす「家事家電」だからこそ、キレイに!

掃除機

【お手入れの基本】

普段のお手入れでは、パッキンを傷めないよう、必ず中性洗剤で拭き上げましょう。また、掃除機には大きく分けてサイクロン式紙パック式がありますが、故障の原因になるため、基本的にどちらもスプレー式の洗剤は使用しないようにしましょう。

写真「コットンにアロマオイルを染み込ませる イメージ」
【裏ワザ】

●排気の臭いが気になる場合は、少量のアロマオイルを染み込ませたコットンなどをあらかじめ吸い込ませておくと、掃除中に室内が香りに包まれる。

洗濯機

写真「洗濯機 イメージ」
【お手入れの基本】

作業中のトラブルを防ぐため、必ず電源プラグをコンセントから抜いてから作業します。普段のお手入れは、本体(外観)をやわらかな布で水拭きします。特に飛び散った洗剤は毎回必ず拭き取りましょう。各部に直接水をかけたり、揮発性の溶剤クレンザーなどを使うのは厳禁です。

【裏ワザ】

●洗濯槽の黒カビは、酸素系漂白剤での除去が効果的。市販の洗濯槽クリーナーよりも強力に洗浄でき、室内干しの際の臭いが劇的に改善できる。

≪酸素系漂白剤で洗濯槽を洗う方法≫

(1) 温水機能がある場合は温水に設定し、ない場合は風呂の残り湯を洗濯槽が満水(または満水に近くなるような状態)まで入れ、酸素系漂白剤を10リットルにつき100~150グラム投入して3時間から一晩程度放置。
※ドラム式の場合は低水位でOK。ただし、途中で浮いてきたゴミをすくい取る必要があるため、洗濯中にドアを開けられない機種はこの方法での清掃はできない。
(2)「洗い」に設定して5~6分間回し、ゴミが浮いてきたら排水せずに100円ショップなどで購入できる熱帯魚用の網などですくい取る。
(3) 2度目の「洗い」を行い、さらに数時間放置して汚れが浮いてきたらすくい取り、「洗い→すすぎ→排水→脱水」のコース運転を1~数回、汚れが気にならなくなるまで行う。

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家電の上手な買い替え方

大切に使っていた家電も、やがて使えなくなる時がやってきます。また、「まだ使えるから」と古い家電を使い続けていると、いつの間にか損をしていることも……。

「動くうちは使う」はNG?

写真「型が古い家電 イメージ」

現代の家電は通常の使い方をしていれば10年以上使用できるケースが多く、型が古くなっていると気付いていても、買い替えに最適なタイミングは分かりづらいもの。
特に扇風機やドライヤーなど、モーターが使われている家電は、あまりにも長期間使用すると発火するなどのトラブルもあるので、メーカー推奨の買い替え時期の確認を。

【家電買い替え年表】

もちろん頻繁に買い替える必要はありませんが、次々と機能性の高い家電が登場している昨今では、気付かないうちに「一般的な家庭より不便な暮らしをしている」という場合もあります。

"省エネ性能"が高い家電に買い替えると、節約できる

機能性と併せて確認したいのが“省エネ性能”です。特に、電力消費が大きい冷蔵庫エアコンなどは、売り場や説明書に記載されている「期間消費電力」(年間にかかるおよその電力量)をチェックし、年間の電気代を確認してみると良いでしょう。

年間の電気代計算
写真「買い替え イメージ」

特にエアコンや冷蔵庫(冷凍庫)など、熱交換が必要なために使用中ずっとモーターが動いている家電は、古いほど電気代が高いものが多くなります。もし買い替えのタイミングで迷っているなら、ランニングコスト差額を計算して「使い続けるか、買い替えるか」を決定するのがオススメです。

≪例≫17年前に購入したエアコンの電気代で試算

平日の店頭で検討し、週末・祝日に賢く購入

家電量販店は、お客さんが少ない平日に行けば、店員さんから商品の機能や価格などの説明をじっくり聞くことができます。仕事帰りに立ち寄ってみてはいかがでしょうか? 平日に買いたい家電の狙いを定めておき、セールが行われることが多い週末祝日に再訪して購入するのがお得です。

写真「賢く購入 イメージ」

また、現行の商品は新商品の発売2カ月前あたりに底値になると言われていますから、特定の欲しい家電がある場合は、新商品発売のタイミングをインターネット広告や家電ブランドのホームページなどでチェックしてみましょう。

現代に暮らす私たちの生活を支えてくれる、たくさんの家電たち。正しいお手入れ方法を知って、さらに便利&快適になるように活躍して欲しいですね。

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