SpecialContents vol.20 「極上のバスタイム」の過ごし方

寒い季節、ゆったりと湯船につかるバスタイムは至福のひととき……でも実は、正しい入り方があるってご存知ですか?また、リラックスするためには、空間づくりもポイントです。そこで、入浴方法やバスタイムに関連した"今日から実践したい情報"をご紹介します。

正しい入浴方法とは?

誤った入浴法を続けていると、体に負担がかかってしまうことも……。そこでまずは、基本的な入浴法について知っておきましょう。

入浴前・入浴後に気を付けたいこと

浴室と脱衣所の入浴前後の温度差が大きいと、高血圧や心臓発作などを誘発する"ヒートショック"に陥る危険があります。これを予防するためには、入浴前に浴室暖房をつけて脱衣所と浴室をあたためるなど、温度差をなくす工夫をしておきましょう。

イラスト「水分を摂る イメージ」

また、入浴時には体からコップ一杯程度の水分が失われますので、入浴前はもちろん入浴後にも水分補給を。
その時飲む水は、冷やしたものより常温の方が胃腸に負担がかかりません。

熱めの湯でリフレッシュ、ぬるめの湯でリラックス

湯温は、40度を境目に、体への影響が違ってきます。40度より高い湯は目を覚ましたりリフレッシュしたい時に適しています。ただし脈拍が上がりすぎないよう、3~10分を目安に。一方、38~40度くらいのぬるめの湯にはリラックス効果があるので、安眠したい時などに10~15分を目安にゆっくり浸かりましょう。

写真「子どもと一緒にお風呂 イメージ」

また、小さな子どもと入浴する際は、大人と子どもは温度の感じ方違いがあるということを忘れずに。
まず大人がぬるく感じるくらいの湯温で入り、少しずつ追い炊きをすると負担が少なくなります。

季節に合わせた入浴法は?

写真「入浴方法 イメージ」

冬は42~43度の熱い湯に浸かりがちですが、実は熱い湯は血管を収縮させて湯上りにかえって体が冷めやすくなってしまうのです。
そこで40度程度の熱すぎない湯に10~15分くらい浸かり、血液循環を良くしましょう。
体の芯からあたたまって、冷え性が改善されたり、リラックス効果や安眠効果が得られます。

また、暑い時期もシャワーで済ませるのではなく、42度前後熱めの湯にサッと浸かれば疲労物質を早く取り除く効果が期待できます。冷房病を改善するには、37度前後ぬるめの湯に長めに入ると効果的です。

こんなタイミングでの入浴はNG!

写真「お酒を飲んだ後 イメージ」

入浴は思っているより体力を使います。そのため極度な空腹時や、体調が悪い時疲労しきっている時は控えたほうが良いでしょう。また、食後お酒を飲んだ後は心臓に負担がかかりやすくなるので、必ず1時間以上空けてから。特に飲み過ぎた場合は、転倒などの危険があるため入浴を控えましょう。

ほかにも意外なところでは、寒さの厳しい時期に体が冷え切っている状態で入浴すると血圧が急に上がって危険です。コタツなどで少し体をあたためてから入浴しましょう。

リラックスするための空間づくり

入浴は、一日のうちで一番リラックスしたい時間。+αで環境を自分好みにカスタマイズするアイデアをいくつかご紹介します。

明るさにこだわろう

写真「キャンドルタイプの明かり イメージ」

浴室の明るさを変えるだけで、いつもと違った雰囲気を味わえます。最近の研究によると、100~200ルクス以上明るさにさらされると眠りに就きにくくなるのだとか。
その作用を逆利用して、入浴後に安眠したい時は浴室全体の照明を控えめに。照明の明るさを落とすか消灯して、目線より低い位置に明かりを置きます。
湯船に浮かべるタイプをはじめ、浴槽に沈めて使うタイプやキャンドルタイプなど、その日の気分に合わせたライトを活用したいですね。

音楽でもリラックス

音楽は心理的にも心を癒す力を持っています。そこで体をリラックスさせてくれるぬるめの湯につかりながら、特に「1/fゆらぎ」を持つヒーリング音楽クラシック音楽などを聞いてみてはいかがでしょうか。

写真「音楽 イメージ」

「1/fゆらぎ」は、ろうそくの炎のゆらぎに代表されるような自然界にある不規則な周波数のことで、音楽のリズムの中にも表れます。この「1/fゆらぎ」に身をゆだねると、脳波や筋肉の緊張が解かれてリラックスすることができるのです。
ちなみに、海外の研究では、マルコニ・ユニオンが作曲した『無重力(weightless)』が科学的に「最もリラックスできる曲」として認定されています。

バスルームをデコってみよう

写真「ビタミンカラーの容器 イメージ」

小物や浴室用のデコグッズなどで雰囲気を変えて、バスタイムを楽しんでみましょう。最近では、100円ショップオシャレなアイテムを多数取り扱っていますので、ぜひ活用してみてください。

写真「浴室の壁にデコシートを貼る イメージ」

例えば、いつものシャンプーの容器や洗面器などの小物をビタミンカラーのものに変えると、気分が明るくなります。浴室の壁にデコシートを貼るのもおすすめです。

写真「小さな器に切り花 イメージ」

また、鉢植えの観葉植物は手入れが大変ですが、小さな器に切り花を刺して飾っておくだけなら手軽です。花を飾る器にアロマオイルを垂らした水を注げば、香りも楽しめて一石二鳥。
その際、器は落としても割れないものにしましょう。

バスタイムを癒しの時間に活用しよう

バスタイムを利用して、より美しく・健康になれたらうれしいですね。今日から実践できるセルフマッサージや入浴法をいくつかご紹介します。

湯船の中で、セルフマッサージ&ストレッチ

基本は"痛気持ちイイ"くらいの力の入れ方。湯船の外でさするようなマッサージをする場合には、肌に与える摩擦を和らげるために必ずボディソープなどを塗ってから行いましょう。

冷え性を改善する

写真「指先をつまむ イメージ」

末端の血流を良くするため、湯船の中で座った状態で、手足の指先を1本1本、2本の指でギュッと10秒ずつつまんでいきます。何度か繰り返すと、湯上がりにポカポカした状態を実感できます。

下半身のむくみを改善する

写真「足を揉みほぐす イメージ」

湯船の中で座った状態で、両掌で筋肉を包み込むように、足首から上へとゆっくりつかんで揉みほぐします。膝上から太ももの付け根までは、両手をグーにして、中心から外側へ押し出すようにします。

肩こり・首こりを改善する

写真「首のマッサージ イメージ」

40度くらいの湯に肩まで浸かって筋肉をあたためてから、肩甲骨をまわすイメージで、を前から後ろにゆっくりと3~5回まわします。その後、手を後ろに組んで胸を張るように3~5回背中を伸ばします。続けて、をゆっくりと3~5回左右に倒し、前後にも3~5回倒します。

ちょっと変わった入浴法でリフレッシュ

ただ全身で湯船に浸かるだけでなく、変わった入り方でリフレッシュする方法もあります。いくつかご紹介しましょう。

美容効果の高い「半身浴」

写真「半身浴 イメージ」

半身浴」は、新陳代謝を高め、脂肪の燃焼にも効果があるだけでなく、心臓に負担をかけずにバスタイムをゆっくり楽しめます。入り方の基本は、常に心臓から下だけをお湯につけるようにし、は湯から外に出しておくこと。湯温は37~38度を保つようにし、20~30分間、決して無理せずゆっくりと入ります。
寒い時期は肩からタオルをかけ、時々をかけても良いでしょう。ただし、あまり長時間入るとのぼせてしまうのでほどほどに。

ダイエットにも人気の「温冷交代浴」

写真「シャワー イメージ」

代謝を良くし、疲労回復・美肌・自律神経のバランス回復・免疫力強化にも効果があるといわれています。42度前後のお湯に3分間程浸かって体を温めてから、「湯船から出て手足に10~15度の冷水を10秒程かける→再び湯船に1分間入る」を1セットとして、5セット以上繰り返します。血管が拡張した状態で上がると湯冷めしてしまうので、必ず冷水をかけた後に上がること。

体の一部だけ浸かる「部分浴」もオススメ

体の一部だけ浸かる「部分浴」なら、全身の入浴がままならない時でも、気兼ねなくリラックスすることができます。

写真「足浴 イメージ」

手浴
42度くらいの熱めの湯を洗面器に入れ、5~10分間程手首の上まで浸かります。浸かっている間に指を曲げ伸ばししたり、マッサージすると効果的です。肩こり手の疲れなどに効果的と言われています。

足浴
42度くらいの熱めの湯を洗面器に湯を入れ、5~10分間程、イスなどに座って足だけ浸かります。足の疲れむくみ冷え性改善に効果が期待できます。

座浴
大きめの洗面器やたらい、または浴槽に20センチほどの深さになるように38度くらいのぬるめの湯を溜め、5~10分間程お尻を浸けます。月経不順便秘膀胱炎などの改善に効果があるので、健康な人でも試してみる価値あり。

毎日の疲れを癒し、リフレッシュさせてくれるバスタイムを充実させることは、QOL(生活の質)の向上にもつながります。記事を参考に、ぜひ自分なりの「極上のバスタイム」を見つけてください。

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