SpecialContents vol.16 こんなところも要注意!カビを撃退して健康生活

一年のうちでも、気温・湿度が高い梅雨の時期は、思わぬところにカビが・・・。放置すると見た目が悪くなるだけでなく、住まいや家族の健康を害する原因にもなってしまいます。そこで、室内で年間を通してカビが生えやすい場所や、特にカビに注意が必要な家電をピックアップし、
カビの防除法をご紹介します。 

カビが生える条件とは?

カビは常に空気中に多数浮遊しており、条件が揃えばどんな場所にも発育します。湿度が高い水回り以外にも、意外なところに生えてしまったり・・・それはなぜでしょう?

温度・湿度の管理が重要

カビの発育には、温度湿度が関係しています。住環境においては、室温が5℃~35℃前後あればほとんどの建材の栄養と水分を利用して発育します。さらにカビが生えた場所にホコリ汚れなどがあると、それらを養分にして増殖してしまいます。

写真「気温と湿度 イメージ」

一般的な住宅の室内平均温度は年間を通して10℃~30℃ですから、梅雨の時期だけでなく一年中、カビが発育する温度が保たれているということです。

また、カビが発育するためには温度だけでなく、「80%以上の湿度」が必要ですが、なぜか湿度があまり高くない室内でもカビが生えることがあります。これはカビが付着した場所の表面の水分・養分(汚れなど)を使って生えるためで、部屋の湿度が低いからといって油断はできません。

発生場所別 カビ予防法

カビは一度生えてしまうと、「キレイに掃除できた」と思っても、温度・湿度の条件が揃えばまたすぐに同じ場所に生えてしまう厄介もの。生えないよう、いつもの掃除と併せて予防しておきましょう!

窓・冷たい壁(結露ができる場所)のカビ

写真「窓のカビ掃除 イメージ」

結露を布などで拭き取る

通気性をよくし、除湿する

室内と結露面の温度差を減らす
(例:換気をする、室内の温度を下げるなど)

浴室(大量の水蒸気がある場所)のカビ

写真「浴室のカビ掃除 イメージ」

窓を開けるか、換気扇を使って水蒸気を室外に出す

壁面の水滴を拭き取る

汚れた場所や、ホコリが溜まった場所のカビ

写真「拭き取る イメージ」

掃除機でホコリを吸い取り
家庭用洗剤などで汚れを拭き取る

湿った布のカビ

写真「浴室のタオル イメージ」

タオルやバスタオル、バスマットなどで水分を拭き取った後は、早めに洗濯を。洗濯するまでに時間があく場合は、必ず風通しの良い場所に干しておく

押入れ、クローゼットなどのカビ

写真「クローゼット イメージ」

スノコや専用ラックなどで風通しをよくする。使ってすぐの寝具や衣類は、湿気を飛ばしてから収納する。直接肌に触れた衣類などは洗濯する。また、服同士のすき間をなるべく開け、物をぎゅうぎゅうに詰め込まないようにして、風通しをよくする。普段からなるべく扉を開けておく

靴箱のカビ

写真「靴箱 イメージ」

収納前に必ず靴の汚れを落とす。脱いですぐの靴は湿気を飛ばしてから収納する。靴と靴の間に隙間を空け、風通しをよくする。普段からなるべく扉を開けておく

それでもカビが生えてしまったら……

写真「スプレーと拭き取り イメージ」

カビ取り用洗剤をスポンジやスプレーでカビの生えた部分にかけ(胞子を飛ばさないように注意!)、数分間放置する

拭き取るか、浴室などは水で流す

よく乾燥させる

注意
電化製品・布・革、ほか高価な家具などにカビが生えた場合や、住空間の広い範囲でカビが発生した場合は、専門業者へ相談してください。

家電のカビも要チェック!

洗濯機や加湿器といった、直接水を使う家電は特に注意が必要です。ほかにも意外な家電にカビが潜んでいることがあるので、身の回りをチェックしてみましょう。

洗濯機

写真「洗濯機 イメージ」

【カビが生えやすい部分】

洗濯槽の外壁や、パルセータ(回転羽根)の裏側など、石鹸カスの付着が多い部分

【生えている場合の対処法】

市販の「洗濯槽クリーナー」で清掃する

【カビ防止のためのお手入れ法】

洗濯は、スピードコース(すすぎ1回)より、通常運転のほうが石鹸カスがたまりにくくおすすめ。洗濯後はなるべくフタを開けておき、内部の風通しをよくする。ただしペットを飼っている場合は、入り込まないように工夫を。

加湿器

写真「加湿器 イメージ」

【カビが生えやすい部分】

水のタンク内、フィルター

【生えている場合の対処法】

加湿器の内部にカビが生えたら、初期であれば各製品の説明書に記載されているクリーニング法を実践して。フィルター部のカビは、フィルターの交換を。ただしいったんカビが生えると100%の除去は困難で、そのまま使用すればカビが部屋中に拡散されてしまうため、新品と交換するほうが安心。

【カビ防止のためのお手入れ法】

水は浄水器などを通さず、必ず水道水を使うこと。使用後は毎回タンクの水をすべて捨て、次回の使用までに日数が空く場合はタンクをはずして乾燥させる。使用時は直前に新しい水道水を充填すること。

冷蔵庫

写真「冷蔵庫掃除 イメージ」

【カビが生えやすい部分】

棚板、野菜室、ドアポケット、卵ラック、冷凍庫

【生えている場合の対処法】

製品により使用できる洗剤を確認し、洗剤を使ってカビを拭き取った後、流水で洗い流し、庫外でよく乾燥させてから庫内に戻す。

【カビ防止のためのお手入れ法】

冷蔵室・野菜室・冷凍庫の内部は、薄めた中性洗剤で拭いた後、硬く絞った布で水拭きし、仕上げにから拭きして水気を取り去って。棚板、卵ラック、ドアポケットなど、外せるものは外して水洗いしてよく拭いてから庫内に戻す。自動製氷機の給水タンクや水受皿、給水ポンプ付近は定期的に水洗いを。野菜室はあらかじめ底の部分にを敷いておき、汚れたら取り替えれば手間いらず。

エアコン(一般的な家庭の壁に取り付けるタイプ)

写真「エアコン掃除 イメージ」

【カビが生えやすい部分】

冷却フィン、フィルター、吹き出し口、ドレン(排水管)内

【生えている場合の対処法】

市販の「エアコンクリーナー」を使用してカビ取りを行うか、または専門業者に依頼して。専門業者に依頼する際は、ドレン内部まで清掃してもらえるかを必ず確認を。

【カビ防止のためのお手入れ法】

「冷房」運転後、内部の結露防止機能が付いていない場合は、10分程度の「送風」運転をすることで、冷却フィンやドレン内部に残った湿気を排出し、カビの発生を予防する。 フィルターや吹き出し口などにホコリや汚れが付着しないよう、週に1度は掃除機で吸い取る・布で拭き取るなどの清掃を。新品または洗浄直後のエアコンには、エアコン用防カビ剤を塗布しておくとカビが生えにくくなる。

炊飯器

写真「炊飯器 イメージ」

【カビが生えやすい部分】

水蒸気受け(フタと本体の継ぎ目部分などにある、水をためる受け皿)

【生えている場合の対処法】

受け皿を取り外せる場合はよく水洗いし、乾燥させる。

【カビ防止のためのお手入れ法】

炊飯するたびに受け皿を確認し、水がたまっている場合は捨てて水で洗い、よく乾燥させておく。

電子レンジ

写真「電子レンジ イメージ」

【カビが生えやすい部分】

回転テーブルの上や庫内の壁面・天井・扉部分

【生えている場合の対処法】

薄めた食器用洗剤を含ませた布でそっと拭き取った後、しっかりと水拭きし、乾燥させる。

【カビ防止のためのお手入れ法】

調理時に食品が飛び散った場合は放置せず、必ず拭き取って清潔にしておく。1カ月に1度は中性洗剤で庫内を拭き掃除すると安心。

「カビ」は普段は目立たないけれど、温度・湿度・栄養分の条件が揃うとアッと言う間に繁殖し、アレルギーをはじめ病気の原因にもなる厄介者。カビを撃退する“ちょっとしたコツ”を実践することで住まいを清潔に保ち、家族の健康を守りたいですね。

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