SpecialContents vol.04

日に日に厳しさを増す暑さ。その中で「節電」と熱中症対策など夏の「健康」とを両立させることが、今年も課題です。そこで暑い夏を、室内で快適に過ごすための知恵と工夫をさまざまな角度からまとめました。いくつか組み合わせて実施していただくと、より効果的です。

室内で、日中を快適に過ごすために

ここ数年、環境への意識、節電マインドが高まっています。猛暑下やみくもにエアコンを稼動させ、震えながら長袖を着て過ごすやりかたは良しとされなくなりました。とはいえ、室内であっても熱中症になる事故が発生するケースもあり、節電名目で無理に暑さを我慢してしまうのは問題です。またマンションは構造上、気密性や冷房効率が高いため、「エアコンを上手に使う」ことで節電となることもあります。使い方が肝要です。
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温湿度計で室内の温度&湿度を知る

写真 温湿度計

まず、リビングや寝室等の各部屋に「温湿度計」を設置します。そして各部屋の温度・湿度状況をしっかりモニターします。お勧めはデジタル式。これは一日を通じての最高気温や最高湿度やその時刻を記録することもでき、たいへん便利です。人の温度・湿度の体感というのは個人差が大きいため、こういった計器による客観的な数値をいつも把握しておくことが大切なのです。

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湿気を溜めない掃除法でさらっとした空気を保つ

住まい内の「風の通り道」を把握し、こまめに掃除するようにします。個々の住まい内での風の流れを知りたければ、風船を膨らませ各部屋にちりばめ、普通に1日生活して最終的に風船が多く寄り集まった場所が多く「風下」になるので、ぜひ確認してみてください。通り道の多くは壁沿い、壁と天井や床との際、隅の部分になります。

写真 掃除法

この風の通り道は「ホコリの通り道」でもあり、更に住まい内の「ホコリの溜まり場」には総じて「湿気」も溜まりがち。ジメジメベタベタした触感が、掃除の時に感じられたら「そこ」が赤信号です。

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除湿、防カビの生活術

カビ、ダニやゴキブリなどが好んで巣食うのも、実はこの「湿気の溜まり場」と同じエリア。そこで快晴で湿度の低い日の午前中には、つとめて風の通り道の詰まりを取る「換気」「掃除」を、たとえ短時間でも良いので行うようにしたいものです。意外ですが、畳敷き絨毯敷きの部屋では熱めのお湯をかたくしぼった雑布を使っての「拭き掃除」を、掃除機掃除と同時に行うことで、ベタつきが減り体感的な涼感が増します。
※窓を開けて換気を行う際は、ドアが風で勢いよく閉まらないように、必ずドアストッパーを使用しましょう。

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エアコン(28度設定)と扇風機を併用で節電&無駄の無い冷房効果

写真 扇風機

住まいの「風の通り道」は、自然風だけではなくエアコン風も通りやすいもの。エアコン温度設定は高め(推奨は28度。設定温度を1度上げるだけでも消費電力は10パーセントカットとなります)でも、扇風機を併用することで部屋の隅々にまで冷気を行き渡らせることができ、冷房の効果が高まります。

夏のインテリアを愉しもう

私たちは古来、物理的に温度湿度を下げる工夫に加え、目に涼しく感じるさまざまなしつらえを住まい内に講じることで、気持ちの上での「暑苦しさ」を乗り越えて来ました。そういった先達の知恵を現代の暮らしにも取り入れ「夏ならではのインテリア」を各家庭内で整えてみましょう。冬のそれと比べて安価に、容易に支度出来るのも夏の良いところです。
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ウッドデッキで夕涼み

写真 ウッドデッキ

バルコニー部の照り返しや太陽熱対策にもなるウッドデッキは、おすすめのアイテム。

また、日除け目隠しに「よしず」を立てかけ、アウトドア用チェアとテーブルをセッティング。夕涼みしながらの夕食や晩酌もオツ。蚊の出にくい中高層マンションでは夕立中や雨の夜はベランダで過ごすというのもまた一興です。夏ならではの空気感を目一杯愉しめる「雨見」も、ウッドデッキがあればより快適です。

※バルコニーの使用条件については、マンション毎に異なりますので、必ず管理規約をご確認ください。

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ゴザ、ユニット畳で涼を演出

昔ながらのゴザも味わいがありますが、最近ではインテリア性の高いゴザ風のラグやユニット畳風の多機能なマットなどがあります。昼寝をしたり、雰囲気や独特の香りを愉しんだり、夏だけのアイテムを取り入れてみましょう。

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インテリアファブリックを涼色で統一

写真 インテリアファブリック

カーテンリネンクッションカバーと言った住まいのファブリック類は手軽に部屋の雰囲気をチェンジできるとっておきのアイテムです。この素材感色味涼やかさ演出するなら、ザクッとした濃色寒色が夏らしくおすすめ。などをとり入れてみてはいかがでしょうか?

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小物類も涼やかに

写真 スリッパ

ファブリックに凝ったなら、次はスリッパマットといった小物類も素材感と色味の涼しさにこだわってみましょう。ゴザや畳と同じイグサを編んだものや麻のもの、さらっとした綿素材など好ましい使い心地涼やかさ両立出来るものがベストです。また、草履風スリッパも夏ならではのアイテムでおすすめです。

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グリーンで水周りを清しく

写真 フェイクフラワー

モデルルームやグラビアの水周り写真には、いつもグリーンが。それは、その色味自体が清しいイメージを与えるからです。生きたグリーンのケアをする自信がない場合には、水周りの臭い対策にもなる光触媒のフェイクグリーンを置くのはいかがでしょうか。青みの花のフェイクフラワーも、目に涼しく、良いものです。

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食卓にも涼やかなひと工夫

藤(とう)の素材を使ったザル等の器やコースター。冷たく黒い漆器。青みの強い磁器。琉球ガラスのような涼しげなガラス器。そういった食器類のチョイスや、テーブルセッティングからも涼やかさを視覚的に伝えることができます。

ちょっとした工夫で涼しく眠る

夏の寝苦しさを、エアコンを使わずにちょっとした工夫で健康的な眠りに変えることができます。あえて、冷やしすぎないのがポイントです。
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エアコンを控えた就寝環境づくり

就寝時にエアコンをつけるか消すかは家族間でも意見が割れやすく難しい課題。ただし多くの人に安眠をもたらす条件は共通してあるものです。程よい温度湿度保たれていること。寝具清潔であること。「寝入りばな」に気温が低いこと(体温も)等です。この時温湿度計で見て欲しいのが、寝床の温度・湿度。ベッドか布団かによって、チェックする位置は変わりますので注意してください。

写真 就寝環境

ともあれすうっと寝つけることが一番大事ですので、就寝「前」に部屋をしっかり冷やすようにしましょう。冷えていればエアコンは切ってしまっても良いかもしれません。目安は気温25度・湿度55パーセントです。

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ストレッチや入浴でリラックス

写真 入浴

暑いから、忙しいからとシャワーだけで入浴を済ますよりも、ぬる湯に浸かってリラックスしてからのほうが体温下がり寝付きやすくなります。目安は38度。肩までは入らず半身で、20分程度。その後、ストレッチをしてからぬるい白湯を飲んでリラックスした状態でお休みください。

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良質の寝具で寝心地よく

一年を通じて木綿素材のものを愛用している人が多数ですが、夏場どうしても寝苦しいと感じられる場合には「麻」を使ってみてはいかがでしょうか。

写真 寝具

独特なシャリ感、トロミ感があり、身体の熱や湿気こもりにくい素材です。シーツや枕カバー、夏用の上掛けカバーとして。ガーゼ素材の寝具も肌ざわりが夏にぴったり。また、値は張りますがシルクのシーツやカバー類も麻とは異なる涼やかさ実感出来るはず。パジャマなどに取り入れてみては。

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